建設業許可の申請期間はどれくらい?取得までの流れとスケジュールを行政書士が解説

建設業許可 期間

建設業許可を取得したいと考えたとき、多くの方が気になるのが「許可が下りるまでどれくらいの期間がかかるのか」という点ではないでしょうか。

「申請してから何日で許可がもらえる?」「工事開始までに間に合う?」「できるだけ早く取得する方法はある?」など、不安を感じる方も少なくありません。

建設業許可の取得期間は、許可行政庁の審査期間だけでなく、要件確認や必要書類の準備期間によっても大きく変わります。そのため、工事の予定が決まっている場合は、余裕をもって準備を始めることが重要です。

この記事では、建設業許可取得までの目安期間や申請の流れ、取得まで時間がかかるケース、できるだけ早く許可を取得するためのポイントについて、行政書士が分かりやすく解説します。

目次

建設業許可を取得するまでの期間はどれくらい?

建設業許可を取得するまでにかかる期間は、書類の準備期間と許可行政庁の審査期間を合わせて考える必要があります。

必要書類がすぐに揃うケースもあれば、実務経験の確認や各種証明書の取得に時間がかかるケースもあります。そのため、工事の受注予定がある場合は、余裕をもって準備を始めることが大切です。

建設業許可取得までの目安期間

建設業許可の取得までにかかる期間は、一般的に1か月半〜3か月程度が目安です。

書類の準備に2週間〜1か月程度、その後の許可行政庁による審査期間を合わせると、このくらいの期間になることが多くあります。

ただし、必要書類の収集に時間がかかったり、申請内容が複雑だったりする場合は、さらに時間を要することがあります。

許可行政庁の審査期間

建設業許可の申請後は、許可行政庁による審査が行われます。

法定の標準処理期間は、都道府県知事許可で30日、大臣許可で120日とされています。

ただし、この期間には申請書類の補正に要した日数などは含まれないため、書類に不備がある場合は、許可までさらに時間がかかることがあります。

スムーズに許可を取得するためには、申請前に必要書類を十分確認し、不備のない状態で提出することが重要です。

建設業許可取得までの流れ

建設業許可は、申請書を提出すればすぐに取得できるものではありません。

許可要件の確認から書類の準備、申請、審査を経て許可通知を受けるまで、いくつかの手順があります。ここでは、一般的な流れをご紹介します。

STEP1 許可要件を確認する

まずは、建設業許可の要件を満たしているか確認します。

経営業務の管理を適正に行うに足りる能力、営業所技術者等(旧専任技術者)、財産的基礎、誠実性、欠格要件などについて確認し、許可申請が可能かを判断します。

STEP2 必要書類を準備する

許可要件を確認したら、申請に必要な書類を準備します。

登記事項証明書や納税証明書、営業所技術者等に関する資格証・実務経験を証明する資料など、申請内容に応じた書類を漏れなく揃えることが重要です。

STEP3 建設業許可を申請する

必要書類が揃ったら、許可行政庁へ建設業許可申請を行います。

申請先は、都道府県知事許可か国土交通大臣許可かによって異なります。

提出後は、行政庁による審査が開始されます。

STEP4 審査・補正対応を行う

申請後は、許可行政庁が提出書類や許可要件について審査を行います。

審査の過程で書類の不足や内容確認が必要となった場合は、補正や追加資料の提出を求められることがあります。

補正への対応が遅れると、許可までの期間が長くなる可能性があるため、速やかに対応することが大切です。

STEP5 建設業許可通知書の交付

審査が完了し、許可要件を満たしていると認められると、建設業許可通知書が交付されます。

許可通知を受けた後は、許可業者として建設業許可が必要となる工事を請け負うことができます。

なお、建設業許可取得後も、決算変更届や変更届、更新申請などの手続きが必要になるため、継続的な許可管理を行うことが重要です。

建設業許可の取得まで時間がかかるケース

建設業許可の取得期間は、申請書を提出した後の審査期間だけで決まるわけではありません。

申請前の準備や申請後の補正対応によっては、許可取得まで予定より時間がかかることがあります。

必要書類の収集に時間がかかる場合

建設業許可では、登記事項証明書や納税証明書、資格証明書など、さまざまな書類を準備する必要があります。

特に、複数の行政機関から証明書を取得する場合や、古い資料を探す必要がある場合は、書類の収集に時間を要することがあります。

余裕をもって準備を始めることで、スムーズな申請につながります。

要件確認や実務経験の証明に時間がかかる場合

営業所技術者等(旧専任技術者)の実務経験で申請する場合などは、実務経験を証明する資料の確認や整理に時間がかかることがあります。

また、経営業務の管理を適正に行うに足りる能力などの許可要件についても、申請内容によっては慎重な確認が必要です。

要件確認を早めに行うことで、申請直前になって慌てることを防ぐことができます。

書類不備による補正が発生した場合

申請後に書類の記載漏れや添付書類の不足が見つかった場合は、補正や追加資料の提出を求められることがあります。

補正が必要になると、その対応が完了するまで審査が進まない場合があり、許可取得までの期間が延びる要因となります。

申請前に書類を十分確認し、不備のない状態で提出することが、早期の許可取得につながります。

建設業許可を早く取得するためのポイント

建設業許可の審査期間そのものを短縮することはできませんが、申請前の準備を適切に行うことで、許可取得までの期間を短縮できる可能性があります。

特に、書類準備や要件確認を早めに進めることが、スムーズな許可取得につながります。

必要書類を早めに準備する

建設業許可では、多くの添付書類が必要になります。

登記事項証明書や納税証明書、資格証明書など、取得に時間がかかる書類もあるため、申請日が決まってから準備を始めるのではなく、早めに収集を進めることが重要です。

書類が揃っていれば、申請までをスムーズに進めることができます。

要件を事前に確認する

建設業許可では、経営業務の管理を適正に行うに足りる能力や営業所技術者等(旧専任技術者)など、さまざまな許可要件を満たしている必要があります。

事前に要件を確認しておくことで、申請直前になって要件不足が判明するリスクを減らすことができます。

特に実務経験による申請では、証明資料の確認を早めに行うことが大切です。

行政書士へ依頼する

建設業許可に精通した行政書士へ依頼することで、必要書類の確認や申請書類の作成をスムーズに進めることができます。

また、申請前に書類不備や要件不足を確認できるため、補正や追加資料の提出を求められるリスクを抑えられる可能性があります。

工事の予定が決まっている場合や、できるだけ早く建設業許可を取得したい場合は、早い段階で行政書士へ相談することをおすすめします。

建設業許可申請に必要な主な書類

建設業許可を申請する際は、申請書だけでなく、許可要件を証明するためのさまざまな添付書類が必要になります。

申請区分や会社の状況によって必要書類は異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

法人・個人事業主で異なる書類

建設業許可申請では、法人と個人事業主で必要となる書類が一部異なります。

例えば、法人では登記事項証明書などが必要となりますが、個人事業主ではこれに代わる書類を提出することになります。

また、営業所技術者等(旧専任技術者)の資格証明書や実務経験を証明する資料、納税証明書など、法人・個人事業主を問わず必要となる書類もあります。

行政庁によって追加書類が必要な場合がある

建設業許可は全国共通の制度ですが、許可行政庁によって提出書類や確認資料が異なる場合があります。

特に都道府県知事許可では、各自治体が独自の様式や追加資料を求めていることがあります。

そのため、申請前には許可行政庁が公表している申請手引きを確認し、必要書類を漏れなく準備することが大切です。

建設業許可の期間に関するよくあるご相談

建設業許可の取得期間については、「いつ許可が下りるのか」「工事に間に合うのか」といったご相談を多くいただきます。ここでは、特によくあるご質問について解説します。

建設業許可は最短で何日くらいかかりますか?

申請後の審査期間は、都道府県知事許可で標準処理期間30日、大臣許可で120日とされています。

ただし、実際には申請前の書類準備や要件確認にも時間がかかるため、許可取得まで1か月半〜3か月程度を目安に考えておくと安心です。

審査中でも工事を請け負えますか?

建設業許可が必要となる工事については、許可を受ける前に請け負うことはできません。

そのため、審査中に許可が必要な工事を受注する予定がある場合は、工期を考慮して早めに申請を行うことが重要です。

なお、建設業許可が不要な軽微な建設工事については、この限りではありません。

書類に不備があるとどうなりますか?

申請書類に不備がある場合は、補正や追加資料の提出を求められることがあります。

補正が完了するまで審査が進まない場合もあるため、許可取得までの期間が延びる可能性があります。

申請前に書類を十分確認することが大切です。

更新申請にも同じくらい期間がかかりますか?

更新申請についても、許可行政庁による審査が行われるため、一定の期間が必要です。

更新手続きは有効期間満了前に行う必要があるため、期限間際ではなく、余裕をもって準備を進めることをおすすめします。

急いで許可を取得したい場合はどうすればいいですか?

法定の標準処理期間を短縮することはできませんが、必要書類を早めに準備し、要件確認を事前に済ませることで、全体の取得期間を短縮できる可能性があります。

また、建設業許可に詳しい行政書士へ相談することで、書類不備や補正のリスクを減らし、スムーズな申請につながります。

建設業許可申請を行政書士へ依頼するメリット

建設業許可申請では、要件確認や必要書類の収集、申請書類の作成など、多くの手続きが必要になります。

行政書士へ依頼することで、申請準備を効率的に進められ、許可取得までをスムーズに進めやすくなります。

スムーズに申請を進められる

建設業許可申請では、許可要件の確認から必要書類の準備、申請書類の作成まで、さまざまな手続きがあります。

行政書士へ依頼することで、申請全体の流れを把握しながら、効率よく手続きを進めることができます。

工事の予定が決まっている場合でも、計画的に申請準備を進めやすくなります。

書類不備による補正を減らせる

建設業許可では、申請書類や添付書類に不備があると、補正や追加資料の提出を求められることがあります。

行政書士へ依頼することで、申請前に書類内容を確認し、不備を防ぐことで補正のリスクを減らせる可能性があります。

結果として、許可取得までの手続きをスムーズに進めやすくなります。

本業に集中しながら許可取得を目指せる

建設業許可申請では、多くの時間と手間がかかります。

行政書士へ依頼することで、申請書類の作成や手続きの負担を軽減し、本業に集中しながら許可取得を目指すことができます。

特に、現場管理や営業で忙しい事業者にとっては、大きなメリットといえるでしょう。

行政書士法人Besideの建設業許可申請サポート

建設業許可は、要件確認から書類収集、申請、審査まで多くの手続きが必要となるため、「何から始めればよいか分からない」とお悩みの事業者の方も少なくありません。

行政書士法人Besideでは、建設業許可の取得に向けた事前相談から要件確認、必要書類のご案内、申請書類の作成・提出まで一貫してサポートしております。

お客様の状況を丁寧にヒアリングし、建設業許可の取得要件を満たしているかを確認したうえで、スムーズな申請手続きをご提案いたします。

また、建設業許可取得後も、決算変更届や各種変更届、更新申請、業種追加申請など継続的な手続きにも対応しております。

「できるだけ早く建設業許可を取得したい」「工事予定に間に合わせたい」「自社で要件を満たしているか確認したい」という方も、お気軽にご相談ください。 お客様一人ひとりの状況に合わせて、分かりやすく丁寧にサポートいたします。


まとめ

建設業許可の取得期間は、申請書を提出してからの審査期間だけでなく、要件確認や必要書類の準備期間も含めて考えることが重要です。

一般的には、書類準備から許可取得まで1か月半〜3か月程度を目安とし、工事の予定がある場合は余裕をもって準備を始めることをおすすめします。

また、書類の収集や実務経験の確認、補正対応などによって、取得までの期間が長くなることもあります。そのため、早めの要件確認と必要書類の準備が、スムーズな許可取得につながります。

建設業許可をできるだけ円滑に取得するためには、申請前の準備をしっかり行うことが何より大切です。

行政書士法人Besideでは、建設業許可の要件確認から申請書類の作成、申請手続き、取得後の各種届出まで幅広くサポートしております。建設業許可の取得をご検討中の方や、許可取得までの期間についてご不安な方は、ぜひお気軽にご相談ください。

建設業許可についてのご相談は、下記フォームよりお申し込みください。内容を確認のうえ、原則1営業日以内にご連絡いたします。

※当フォームはご相談・ご依頼専用です。営業・セールス目的でのご利用はご遠慮ください。

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    この記事を書いた人

    青木仁志のアバター 青木仁志 行政書士

    行政書士法人Beside代表
    東京都練馬区近隣の建設業許可・入管業務・相続業務・会社設立
    などの業務を行っています。
    体を動かすことと、練馬区周辺の美味しいランチスポットを探すのが趣味です。

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